斜め包み(デパート包み)
百貨店やデパートでよく見かける包み方。別名百貨店包み、デパート包みや回転包みとも言います。紙の大きさや箱の位置決めが難しいですが、慣れると素早く綺麗に包めるようになります。
ラッピングポイント
- 手順
- 全16工程
- 包む物
- 長方形の箱
- 紙の量
- 少ない包装紙でOK
- 豆知識
- 祝・仏で手順が異なる
- リボン
- 十文字結び参照
今回使用したラッピング用品
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斜め包みに必要な包装紙の大きさ
箱の大きさを入力するだけで、斜め包みに必要な包装紙の大きさの目安を自動計算します。
必ず半角数字で打ちこんでください。あくまでも目安の数値になりますのでご了承ください。
斜め包み
斜め包みの場合、包装紙の大きさはピッタリよりも少し大きめに取っておいた方が包みやすくなります。斜め包みは、最後の仕上げの段階で中に折り込む事が出来るので少し大きめでも問題ありません。逆に大きく取り過ぎてしまった場合は、最後の折り込みをたくさんしないといけなくなり見栄えが悪くなってしまうので気をつけましょう。
慣れてくると、同じ包装紙で違う大きさの箱が包めるようになります。
ラッピング方法工程5.でかぶせる包装紙の大きさ次第で紙の調節ができます。
この時のかぶせた包装紙は必ず二等辺三角形になるようにしなければいけません。
包装紙の下準備
斜め包みができない!とお悩みの方は、下準備がうまくできていない可能性があります。
まずは持っている包装紙で箱が包めるか確認をしましょう!
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1.
包装紙の右下の端をつかみ、対角線上にある角の方向へ持ちあげます。
つかんでいる角ともう片方の角が水平になるところで軽く折り目を入れます。 -
2.
先程入れた折り目に沿わせて箱を置きます。ポイントは包装紙の対角線に対し直角になるように箱を置く事です。 -
3.
箱の右下の角が包装紙の外に出る位置を探します。箱の位置は、包装紙の対角線に対し直角でなければなりません。 -
4.
手前の包装紙を持ちあげて箱に沿ってかぶせます。かぶせた紙の形が二等辺三角形になり、箱の3分の1が隠れる位置を探します。 -
5.
4の工程を維持したまま、箱を奥へ2回転がします。 -
6.
余った包装紙で包みこみます。この時、右上の角と左上の角が隠れていれば包めます。逆に角が見えてしまう場合は、大きな包装紙を用意しましょう。 -
7.
6の工程で、箱から包装紙が出てしまっている場合は、紙を切る必要があります。箱から包装紙がはみ出さない位置に平行に軽く折り目を入れます。 -
8.
広げた状態にします。 包装紙の左端に箱を置き、奥へ3回転がします。"箱1周分より気持ち少し大きめ"が最低限必要な包装紙の縦の長さです。包装紙が余る場合は、軽く折り目を入れます。 -
9.
8で入れた折り目に沿って、包装紙全体にも水平に折り目をいれます。同様に9で入れた折り目の中央から、垂直に折り目を入れます。各折り目に沿って切れば準備OKです。
包み方は斜め包みとほぼ同じですが、転がす回数が斜め包みが2回に対し、半回転包みは1回で済みます。
ラッピング方法
包装紙の下準備が済めば、いよいよラッピングです。
特に箱を置く位置が重要です。紙を切った後も下準備の1~5を行い、6の地点で2つの角が隠れるか再度確認をしましょう!
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1.
図は箱を置く目安の数値になります。箱の向きは天を左に、地を右にして置きます。(仏事の場合は天地が左右逆になります)箱の右下の角が紙から出る位置に置きます。 -
2.
包装紙の右下の端をつかみ、対角線上にある角の方向へ持ちあげます。
つかんでいる角ともう片方の角が水平になるところで軽く折り目を入れます。 -
3.
先程入れた折り目に沿わせて箱を置きます。ポイントは包装紙の対角線に対し直角になるように箱を置く事です。 -
4.
箱の右下の角が包装紙の外に出る位置を探します。箱の位置は、包装紙の対角線に対し直角でなければなりません。 -
5.
手前の包装紙を持ちあげて箱に沿ってかぶせます。かぶせた包装紙の形が二等辺三角形になり、箱の3分の1が隠れる位置を探します。 -
6.
包装紙の左側を箱に沿わせて折り込み立ち上がらせます。不慣れな方は右手でしっかり押さえないとずれていってしまうので注意が必要です。 -
7.
角度を変えてみると図のようになります。 -
8.
余った包装紙を箱に沿わせて手前に折りたたみます。左側の包装紙が箱よりはみ出る時は、折り込みを深くして、箱から包装紙がはみ出る事がないようにします。 -
9.
角度を戻して次の工程にいきます。6と同じように、左側の包装紙を折り込みます。 -
10.
箱を掴んで奥へ起き上がらせます。 回転包みという名前の由来になっているのは、この工程を指します。 -
11.
同じ要領で奥へ倒します。左側の包装紙が箱よりはみ出ている時は、9まで戻り折り込みを深くしましょう。 -
12.
右側の包装紙も6や9と同じように折り込み、左へ折りたたみます。少し深めに折ると綺麗に仕上がります。 -
13.
同じ要領で手前に折りたたみます。 ここで、たるみがないか確認します。 -
14.
箱の対角線(赤色の線参照)で山折りをして入れ込みます。まず谷折りをして対角線を把握してから山折りをすると綺麗にできます。 -
15.
同じように一番上にかぶさった包装紙も、対角線(赤色の線)で山折りをして入れ込みます。 -
16.
斜め包みの完成です。 対角線に沿ってシールを貼ると見栄えがよくなります。 -
おまけ.
最後に箱を裏返し(表が上)適当な長さに切った別の包装紙を巻き、リボンで留めてもかわいいです。
ラッピング方法1.の箱を置く向きが異なります。
祝の場合、天を左・地を右に。仏の場合、天を右に・地を左になるよう置きます。理由は諸説ありますが…
お祝包みの場合は、幸せを逃がさずに、いっぱい受け止めると言ったことから折り返しの下が、上から折り返した部分の上に来るようにして留めています。
「福が逃げないように、下から受け止める」と覚えておくといいですよ!
不祝儀包みの場合は、悲しみはいつまでも心に止めず、悲しみを早く取り除く(流して行く様に)折り返しの上の方が、上から折り返した部分の上に来るようにして留めます。
「よくないことは、上から下へ水に流しましょう」と覚えておくといいですよ。